2017年3月11日(土)に行われた、第四回 若松杯の結果報告です。

4th




 はじめましての方、はじめまして。当大会運営を務めさせていただきました、のすけと申します。なにかと至らない点多々見受けられたものと思われますが、大きな問題も滞りもなく進行できたのは皆様の協力おかげです。心よりお礼申し上げます。










 雪深い会津の地にも、春の兆しが見え始めた3月11日。29名の猛者が一堂に会した。

春休みや卒業シーズンとあってか、参加総数は過去最高クラス。中には前大会優勝者や上位ランカーの姿も見受けられ、活況を呈した。

 新殿堂の施行などがあった第3回と比べ、今回開催まで大局的に変化はなかったように見受けられる。公式ルールの大きな改訂が発表されたが、施行は3月25日からなので今回開催への影響は軽微なものだろう。

 一方で環境内では、殿堂の影響を大きく受けたアーキタイプのリペア案や、新弾の情報に多くの関心が寄せられた。

そんななか、ここ会津で戦うプレイヤーは何を見、何を考え本大会に臨んだのだろうか。まずはアーキタイプ集計を見ていこう。



第四回 若松CC アーキタイプ一覧

6 ビッグマナ(5C2、トリーヴァ2、赤抜き4C1、刃鬼1)
4 ドギラゴン剣(5C2、デアリガズ1、成長1)
4 レッドゾーン(赤白2、赤黒1、デアリガズ1)
3 モルトNEXT(デアリガズ2、赤緑1)
3 ミラダンテⅫ(青白2、トリーヴァ1)

9 その他1以下

べアフガン
赤黒ドルマゲドンX
青白ヘブンズゲート
ボルメテウスコントロール
赤緑マナ退化
5Cオーケストラ
ミスキューチェイン
デアリガズドラゴンコントロール
野菜ビート



 ビッグマナが圧倒的なシェアを獲得。直近のCSなどでのNEXTの増加を見てか、調和サイクリカのパッケージやデッドブラッキオなどの高い防御力に注目が集まったものと思われる。

 次点は変わらぬ人気を誇るドギラゴン剣。旧殿堂環境で無類の強さを誇った5C型のリペアが注目される一方、成長型やデアリカラーなど別スタンスの探求も見て取れる。

 速度と突破力でNEXTや5Cバスターに有利をつけるレッドゾーンも上位を保持。ホーリーなどのスパーク系トリガーを大量に搭載でき、ヘブンズフォースでの加速を有する赤白型が好まれた。

 前回開催で人気を博したモルトNEXTは、今回落ち着きを見せた。本大会で常に一定の人気を誇る、ミラダンテⅫも順当に推移。両者とも今回は少し戦い難かったように思える。

 使用者1以下にはべアフガン、赤黒ドルマゲドン、ヘブンズゲートなどの大手アーキタイプも参陣。一方で「有名」な地雷であるボルコンや、マナ進化軸の退化、チェインレックスやオーケストラなど派手なギミックの地雷デッキも多数参戦した。

 また、本大会ではお馴染みの、環境使用率の高いカードを制限化したサブトーナメントを今回も開催。NEXTや緑系統のループなどに厳しい制限が掛かるなか、サザンや刃鬼などが抜け道として台頭。サザンはベスト4に2人という健闘を見せたが、結果はサソリスループを使用したナツメグが優勝。環境上位デッキと前大会覇者の力を示した。

 環境の節目ということもあり、かなりの混戦が予想された本戦トーナメント。それではいよいよ、その上位8名の紹介に移っていこうと思う。



第四回 若松CC ベスト8 ※順不同

オクト 「デアリモルトNEXT」

MASAKA 「赤黒ドルマゲドン」

ナツメグ 「デアリt白青ドギラゴン剣」

消しゴム 「トリーヴァビッグマナ」

ユウキ 「青白ミラダンテⅫ」

ヨーシン 「赤抜き4Cコントロール」

みっつう 「5Cドギラゴン剣」

ミオ 「トリーヴァランデス」



 最大母数のビッグマナ系統の半数が勝ち上がるという大健闘。そこにサーチ等のリペアを採用したドギラゴン剣が食い下がる展開。前回と比べて少数ながらも、モルトNEXTとミラダンテⅫもその意地を見せた。

 ビッグマナを使用した3名は、本大会ではほぼ無名ランカーに近いなかでの健闘。それだけこのアーキタイプは今回の環境にマッチしており、決勝は大きな番狂わせが予想される。

 同様に半数以上を輩出する形となったのはドギラゴン剣。殿堂により双翼を削がれたアーキタイプであるものの、その力は健在である。

 サーチカードや超次元でのリペアにより、推進力を失うことなくバスターに繋げるデアリ型を使用するのは、本大会二冠のナツメグ。ジェニーモルトなどの旧時代のギミックも余すところなく使用し、今回も上位に君臨。彼自身、遠方への進学ということで、今回が当面の参加の最後となりそうだ。

 5C型を使用するのは、ランク保持者みっつう。前回、前々回同様に今回もドギラゴン剣を使用しての上位参陣。もはやこのデッキは彼のアイデンティティとも言える。

 若干のアウェイが予想されるなか、モルトNEXTを使用し勝ち進んできたのは本大会皆勤のオクト。先日、日本タイトルに輝いたモルトNEXTに寄せた構築が見て取れた。今回はメンデルスゾーンで墓地を肥やさないことを祈る。

 使用数1以下からの快心を見せるのは赤黒ドルマゲドン、使用はこちらも皆勤のMASAKA。NEXT同様殿堂の影響が大きなアーキタイプであるが、独自のリペア案でここまで歩みを進めた。

 毎回人気を誇るアーキタイプ、ミラダンテⅫを使用するはユウキ。本大会では無名ながらも、堅実な構築とプレイでここまで進んできた。



 それぞれの思惑が交錯した第四回、いよいよその覇者が決する。決勝の様子は是非、動画にてご覧いただきたい。※BGMあり&所々プレイがわかりにくい箇所があります、スイマセンm(_ _)m









第四回 若松CC 入賞者
※今回、機材トラブルでデッキレシピの公開はありません、スイマセンm(_ _)m

優勝 ミオ 「トリーヴァランデス」

2位 みっつう 「5Cドギラゴン剣」

3位 ヨーシン 「赤抜き4Cコントロール」

4位 ユウキ 「青白ミラダンテⅫ」



 入賞おめでとうございます。

 以下、現在の累計DPランキングです。※()内は賞品交換に使用可能なDPになります。※「 / 」は大会参加数になります。




1位 1800DP ナツメグ (0) 3/4
2位 1400DP みっつう (1000) 3/4
3位 1200DP しとろん (400) 2/4
4位 1000DP タカ (1000) 4/4
4位 1000DP ミオ (0) 3/4
4位 800DP せい (0) 3/4
5位 600DP オクト (600) 4/4
5位 600DP ユウキ (0) 1/4
6位 500DP せーや@エリス教徒 (0) 2/4
6位 500DP ヨーシン (0) 1/4
7位 以下同率



 上位者につきましては、次回開催参加の際は昇順にて一回戦の優先シード権が与えられます。

 本大会に参加していただいたすべての方々に、感謝を。ありがとうございました。次回開催は4月8日(土)に同店舗で予定しております。エントリーは3月26日(日)よりTwitterで開始予定です。長文乱文失礼しました。