5Cドギラゴン剣+モルトNEXT、引くところの速度

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『5Cジャックポットエントリー』

3 x 龍秘陣 ジャックポット・エントリー
4 x 恐・龍覇 サソリスレイジ
2 x 真・龍覇 ヘブンズロージア
4 x フェアリー・ライフ
4 x フェアリー・ミラクル
2 x フェアリー・シャワー
3 x ドンドン吸い込むナウ
3 x 青寂の精霊龍 カーネル
3 x 界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ
3 x 百族の長 プチョヘンザ
4 x ニコル・ボーラス
2 x 蒼き団長 ドギラゴン剣
1 x ボルメテウス・ブラック・ドラゴン
1 x トップ・オブ・ロマネスク
1 x 魔龍バベルギヌス

1 x 爆熱剣 バトライ刃/爆熱天守 バトライ閣/爆熱DX バトライ武神
1 x 恐龍界樹 ジュダイオウ/恐・古代王 サウザールピオ
1 x 真聖教会 エンドレス・へヴン/真・天命王 ネバーエンド
1 x 侵攻する神秘 ニガ=アブシューム/五邪王 ニガ=ヴェルムート
1 x 龍棍棒 トゲトプス/多角類衝撃目 ブッツブ・トプス
1 x 革命槍 ジャンヌ・ミゼル/聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル
1 x 龍魂城閣 レッドゥル/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 龍魂教会 ホワイティ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド



 まずこのデッキは、「バトライ武神の龍回避と革命チェンジのコンボにより、デッキ内のドラゴンを踏み倒し続けるコンボデッキ」と考えます。なので、構築内のすべてのギミックはそこに向かいます。



ドラグナーについて

 モルトNEXTは火マナ武装を達成することができないため、このデッキではドラゴンドラグナーからのバトライ刃龍解を使います。

サソリスレイジはジュダイオウの設置や、ジャックポットなどで踏み倒した際にブーストで繋いでくれます。エンドレスヘブンでのビート系統のセオリープレイの潰しにヘブンズロージアも挙げられます。そして、いずれもジャックポット圏内でプチョヘンザにチェンジできます。

黒の枚数に不安が残るためヘルボロフも候補に挙がったのですが、このデッキでの黒いドラグハートの弱さと墓地肥やし能力の役立つ場面の少なさが目立ちます。グレンモルト「爆」はバトライ刃と最も相性がいいと個人的に思っているのですが、赤の枚数が足りていること、ループデッキでの刻むプレイはコンセプトの瓦解とも考えているので、今回は採用を見送りました。



ジャックポットエントリーについて

 ドラゴンドラグナーのサーチと踏み倒しを同時に行えるカードです。ですが、序盤はある程度確率が絡むので過信はしません。ブーストブーストからドラグナーと繋ぐ方が裏目がありません。マナが現物で伸びているためです。

 基本的に1枚目はドラグナーを投げるのですが、状況次第でニコルボーラスやトップオブロマネスク、プチョヘンザを優先します。セオリーは前者です。

飽くまでドラグナーの嵩増しと考えてキープ&プレイします。ゲーム中1回使うか使わないかなので2枚でもいいと思っています。採用の感覚としてはマナロック全盛期のスクランブルチェンジに近いです。



ブーストについて

 このデッキのフェアリーライフは、環境的にアナカラーデッドゾーンのそれと同じ役割と考えています。フェアリーシャワーも同様なのですが、こちらはジャックポットに繋がります。

フェアリーミラクルは黒が用意できれば、割とすぐに上に振れてくれます。ですが、体感ではメンデルスゾーンだと思ってプレイしてます。基本的にモルトNEXT同様、ブーストブーストと繋ぐことを意識しているからです。そのためのブースト10+1です。



防御について

 まず吸い込むについて。侵略や革命チェンジ系統が増えた環境だと、対処にならない場合もあるので防御面での過信は禁物です。デッドブラッキオとの相性がいいので、合わせてはじめて~みたいなところがあります。

また、序盤から山札の順番や内容をある程度確認できます。直接的なサーチ(山札確認)がないので、ループ前にある程度山札の順番を把握できると楽です。ジャックポットと違って空撃ちができないのですが、後半は呪文を取り除いたりして、武神の手助けをしたりもします。cipの使い回しやループパーツのサーチなど、この構築での本業はこっち。

カーネルは防御面以外にも、ドギラゴン剣から繋がったり、そこからプチョヘンザにチェンジしたりできます。経験上ですが、この構築ではカーネルが絡まないと対べアフガンが悲惨なことになりがちです。攻防のバランスがいいので、素出しも見据えて結構信頼を寄せています。

このデッキにはデッドブラッキオが積めます。カーネルと違って攻撃と防御を内包しているうえ、防御方法が除去なのでボードを動かせるのが強いと思います。他の防御札ではマナロックが重いデッキなので、対モルトNEXTでの使いどころは考えます。初撃は流しても返せます。

また、エンテイなどのループ阻害も相手のターン中に対処でき、ジャックポットから出せる除去なので重宝します。単色緑というのも使いやすく、今のところ弱いことが書いてないです。相手の速度が上がれば上がるほど、単体での防御としての信頼性は下がります。

 どうしても相手の初撃が間に合ってしまうことが多い環境なので、受け札は基本の8に+1で搭載されています。刻むデッキに環境がもっとシフトしていけば、減らす可能性がある枠です。



バトライ閣について

 ボアロパゴスのようなイメージで使ってます。最初に述べたように、ほとんどの場合でこのカードの設置を目指します。この構築ではバトライ刃の龍解条件は、あってないようなものなので、バトライ武神への龍解についてだけ。

バトライ閣の効果
サソリスレイジ+ブッツブトプス
ロージア+ダルクアンシエル
バベルギヌス
各種革命チェンジ

いずれかの方法でターン中にドラゴンを2体プレイすることができます。この時点でドラゴンが3体展開されているはずなので、ループに移行しなくとも勝てる相手がいる以上、龍解は絶対に狙っていきたい要素です。

 バトライ武神への龍解後、ドギラゴン剣が手札にあればループに移行します。山札の質がいい前提ですが、最終的に相手の手札とバトルゾーンがない状態で、10体弱のドラゴンと全ドラグハートが展開されているはずです。

あとはレッドゥルやドギラゴン剣、バトライ武神でボルメテウスブラックにスピードアタッカーを付与し、状況を変えずに刻んでいきます。相手によってはヴェルムートやジュダイオウ、エンドレスヘブンの防御網があるので、ループターンに詰めても勝てます。



勝ちやすい相手

 まずモルト系統などの龍解にやや依存した中速ビートです。これはこちらのブーストが間に合う点と、マナロックの規制によるものです。あちらの初撃とこちらの起動のタイミングにほとんど差異がないので、プレイを歪めることなく比較的優位に立ち回れます。系統の中ではモルトNEXTの、スクランブルチェンジからのモルトNEXT武装達成バトライ閣が最もつらいです。

 次にオプティマスやマーシャル系統などのループ起動を手札に頼る相手です。こちらも規制によるところが大きいのですが、それ以外の理由としてはニコルボーラスです。このカードが存在する以上、相手は余分に準備をしなければならなくなります。最速でループを目指された場合は、ジャックポットを絡める必要があります。妨害を絡める構築が比較的少ない相手なので、そこは引き次第です。

デッドゾーンなどの刻んでくるデッキや、ミラダンテなどの手札依存の中速デッキ、ビッグマナ系統も上記理由に付随で勝ちやすい部類に入ります。いずれも殿堂の影響で速度や妨害手段が削がれているので、このデッキが強くなったというより、他が取りやすい域まで降りてきてくれた感じがあります。



負けやすい相手

 速度のあるビートです。これはべアフガン、レッドゾーン、成長系統になります。前述したように、性質上どうしても初撃に間に合いません。ブラッキオを間に合わせるにも平常運転では盾がなくなってしまうので、ミラクルの成功が不可欠になります。そのため、これらの相手に対しては盾の中身に依存するしかないことが多いです。いずれも刻んでくるので、初撃で一枚でもブーストトリガーが捲れれば立て直しが利きます。

 サザンなどの横に並べるビートも苦手です。プチョヘンザがあるので場を整理することはできるのですが、これらのデッキは踏み倒しなどへのメタギミックを持っていることが多いのも苦手な理由です。単体でのパワーは高くないことが多いので、間に合いさえすればマウントを取り返すのは簡単です。系統で最もつらいのは対サザンで、主に呪文&踏み倒しメタとジュダイオウの突破方法を持つためです。

上記以外は体感互角です。きれいに動いた方が勝つような展開になります。マナチャージで投了が見えるような相手はいまのところ存在しないので、そこは利点だと思っています。



各種カードについて

トップオブロマネスク

構築上、色の補填をしてくれている一枠。ニ回目のブーストでのみ使えるブースト感覚でキープも多いです。ドギラゴン剣から飛ばすこともあります。

バベルギヌス

墓地に触れるカードがないので採用。色も強いのと、除去やバトライ武神への龍解にも使えます。エンドレスヘブンと合せることで、盾を回復できるので相手によっては重宝します。

ドギラゴン剣

バトライ武神とのループとしての用途以外にも、ブラッキオからのチェンジで12000ラインを打ち取りながら展開することもできます。ドギラゴールデンでない理由は、ループに入らなくてもこれでゲームを決めることがあるのと、ファイナル革命が武神の龍解に使えることです。

また、相手の受け札によっては、ドギラゴン剣→カーネルorロマネスク→プチョヘンザでシールドや盤面を処理しながら、比較的安全かつ返されにくい盤面を作ることができます。



まとめ

 もっとうまい立ち回りやギミックがあると思うので随時更新です。新殿堂環境でのポテンシャルは高いと思います。長文、乱文失礼しました。